株トレードの世界では勝ち負けがはっきりしている世界です。
トントンで終わることもあるかもしれませんが、ほとんどの場合は勝ち負けどちらかに結果が出ます。
そんな世界ではやはりメンタルの部分で「自信」というものが毎回揺さぶられていくんですね。
勝ち続けて自信がある状態がいつまでも続けば良いですが、実際には負けが重なると精神的にも不安定な状態に。
今回はそんなトレードあるあるについてパターン別に詳しく解説していきます。
自信を失うパターンはどういうとき
大体は以下の3つにパターン分けすることができます。
・勝ち方がわからずひたすら模索しているが光が見えないとき
・負けトレードが続いたとき
・自分で決めたルールを守れなかったとき
では一つずつ解説していきます。
勝ち方がわからず模索しているとき
正直いうと、一番このパターンが実際の体験としてはしんどいかもしれません。
勝つ自信を引っさげてトレードの世界で勝負をしていく中で、何をやっても上手くいかない。
「トレード始めてまだ浅いからこんな負けも経験のひとつ」と言い聞かせて、前を向いて継続しているが一向に上手くはいかない。
それが何ヶ月、下手したら何年もこんな状態が続いたら、当然自信なんて無くなって当然だと思います。
実際私自身もトレードして一年間は、月間収支がプラスになることはなかったので自信なんてかけらも残っていませんでした。
なのでこの気持ちは痛いほど理解できます。
対処法1 自己流を完全に捨てる
これは期限をしっかり決めて頑張って、それでもどうしても勝つことが出来ない場合に行って下さい。
おそらくずっと勝つことが出来ずにいる人は、チャートなどを見て自身で研究して「このポイントなら上手くいくんじゃないか?」と試行錯誤したり、ネット上にある無数の手法をちょっと試したりしている人が多いのではないでしょうか?
これ、はっきり期限を決めてダメなら、やり方を180度変えなければずっと自信を失い続けて結果退場という選択になってしまいます。
もちろん自分流のオリジナル手法が完成した場合はかなり強力な武器になりますが、時間とお金は有限なので結果が出なければ自己流を捨てる決断が必要になってきます。
対処法2 上手くいっている人にイチから学ぶor教材でイチから学ぶ
ずっと勝てないところから勝つための自信をつけるにはやはり何かから学ぶ必要性があります。
一番良いのは上手くいっている人から学ぶ方法です。
今はTwitterなどもありますので本当に勝っている人と仲良くなって直接指導してもらう、あとは実際にオフ会のようなものに参加して直接指導してもらえる関係を築いていくのもアリです。
ただこれはかなり社交性が求められるので、厳しい人にはかなり厳しいです。
そんな場合は教材でイチから学ぶのが良いです。
私自身は一年間負け続きだったときに教材から学びました。「5日株トレード法(現在は販売終了しています)」というものでしたが。
教材は胡散臭いと思うかもしれませんが、本当に良いものはあるのでまずは試してみて欲しいです。
自信をつける、結果を変えるにはこれまでとはやり方を変えてイチから学ぶ以外に方法はないと断言します。
負けトレードが続いたとき
月間で勝てることもあるが、ある日を境に何故か勝てずに連敗続き。
普通は勝ったり負けたりを繰り返すのが、異常なまでに負けが重なるとどうしても自分に自信が持てなくなる。
やっぱりトレードをしている以上、こういったこともあるのが相場です。
対処法1 コントロール外かコントロール内かを判断する
不安になったり自信を失う出来事があったときは、それが自分でコントロール外のものなのかコントロール内のものかで判断してください。
勝った負けたという結果、これはコントロール外のものです。
どんな天才(BNFさんやcisさん等)でも負けがないというのは絶対ありません。
コントロール内のものは「何かミスをしていないだろうか」や「もっと上手くできる方法があったのだろうか」と考えて次に活かす行動を取ること。
このコントロール内の部分にフォーカスすることが非常に重要です。
対処法2 自分ができる精一杯の検証作業をする
これはトレード結果に対して検証をする、または新しい手法を検証する、なんでも良いです。
とにかく負けた言い訳ができない、なくなるぐらい検証作業を繰り返して下さい。
負けトレード続きの中で自信をつけるのは、シンプルですがこの方法しかありません。
「おいおいこんなところでミスしてんじゃん!」とか「あ、こここういうふうにすればもっと上手くいくできそう!」と、問題に向き合う姿勢が一番大切です。
おびえて何もしないことを選択するのと、自分から向かっていって検証作業するのとでは自信のつき具合が驚くほど変わってきます。
もちろん検証している訳ですので自力も確実についてきます。
是非、逃げずに立ち向かっていくという行動を起こしていきましょう。
自分で決めたルールを守れなかったとき
これは本当にトレードあるあるですよね。
損切りポイントに到達したのに今回の動きは何かが違うと都合よく解釈して損切りしなかったり
利確ポイントはまだなのにマイナスになるのが怖いから早めに利確してしまったり
事前にルールを決めておいてもそれを守れなかったときって自己嫌悪におちいって自信を失うパターンが多いです。
対処法1 できない自分を責めない、受け入れる
決めたルールを守れないことは人間なので誰だってあります。
自分だけダメだとか絶対思っちゃダメですよ。誰でも同じなのです。
完璧な人間がこの世にいないことを考えればわかるかもしれません。
だからルールを守れなかったことにばかり意識を向けて自分を批判することをまずはやめてみて下さい。
そして「完璧な人間はいない」という意識を持って、ルールを守れなかった自分を受け入れてみることがまずは必要です。
対処法2 ルールを守れなかった日数を更新する意識を持つ
どういうことか具体的に説明します。
例えば損切りルールを破ってしまったのがルールを決めてから5日後だったとします。
じゃあその次はそこから5日以上はルールを守るという取り決めをします。
そうして意識して取り組んでいくと、結果的に徐々にルールを守る日数が長くなっていきます。
これは非常に効果があります。
ほとんどの人は失敗を無くすことばかり考えています。これは不可能なことを可能にしようとしているようなものなんですね。
大事なのは失敗をする回数を徐々に減らすことです。
ここに気づけば、もっと自信を持ってトレードすることができるようになりますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
・勝ち方がわからずひたすら模索しているが光が見えないとき
・負けトレードが続いたとき
・自分で決めたルールを守れなかったとき
3パターンそれぞれの対処法を上手く活用して、自信を無くしてもすぐに立ち直れるようになっていただけたら嬉しいです。
自信、つまりメンタルの部分はトレードの成績に大きく影響します。
少しでも参考になれば幸いです。