デイトレード メンタル 初心者

株式投資でデモトレードはやめるべき。少額で実践が一番大事

2019年10月1日

デモトレード、みなさんやっていますか?

 

トレードをしたことがない初心者の方が事前にやり方に慣れるためにデモトレードをしたり

 

またはトレードの世界で負けが込んでいて、デモトレードをして何とか自分なりの勝ちパターンを見つけ出したいと思っている方がやろうとするものだと思います。

 

デモトレードはお金をかけないで出来る分、正しい行動をしていると思いがちですが・・・

 

実は違います。

 

今回はこのお金をかけないデモトレードの必要性について考えていきます。

 

デモトレードをすべきでない理由

よくお金を減らす前にデモトレードをしっかりしてから実践トレードに移るのが正解と言われますがそれは経験上完全に間違っています。

 

理由としては3つあります。

 

1 入る情報の質

2 膨大な時間

3 不正確なデータ

 

これだけではよくわかりにくいので、1つずつ詳しく解説します。

 

1 入る情報の質

デモトレードと実践トレードでは自分に入ってくる情報の質が圧倒的に異なります。

 

やはり一番は心理的な部分。

 

トレードというのは心理的な部分で勝敗が決まります。一生使える聖杯のような手法が存在しない理由は、大衆の心理的な部分は常に変化しているからです。

 

負けが込んでいるときに同じように取引が出来にくくなったり、相場全体の雰囲気が悪かったり良くないニュースが流れている中で決めた通りに出来なかったり。

 

デモトレードでは心理的な部分はほとんど考慮されない状態なので、ハッキリ言ってしまえば実践で使えないことばかりをずっと繰り返してしまうことになります。

 

デモトレードがとにかく重要!と思っている方はかなり慎重な人に多いのではないでしょうか?

 

私自身ものすごく失敗したくない、負けたくない人間で、デモトレードばかりやっていたからものすごくわかります。

 

経験上、デモトレードをやればやるほど臆病になりトレードの上達がかなり遅くなってしまいます。

 

コミュニケーションの本や話が上手になる本を1000冊読んでも、実践なくしては対人スキルが上手くなることはほとんどないのと同じで、やはり実践に勝るものはありません。

 

2 膨大な時間

デモトレードは、自分でやってみた方はよくわかると思いますがかなり時間のかかる作業になります。

 

こういう手法が取れそうかも?この手法が自分には合ってるかも?という考えが前提にあってデモトレードを行いますが

 

実際にインした場所、利確した場所、損切りした場所、これらを一定期間記録していくことになりますがこれが本当に時間が掛かります。

 

デイトレードであれば試しに一ヶ月間自分で考えた手法で過去チャートで記録してみればわかりますが、まず一日で終わらないです。

 

その点、実戦でのトレードにおいては結果が出たものはすべて証券会社の履歴で残るので時間を短縮することが可能です。

 

金額でも結果が出ているので正確性もありますしね。

 

デモトレードにばかり貴重な時間を取られている人で勝っている人は私は見たことがありません。

 

3 不正確なデータ

デモトレードはやはりどこまでいっても実践で得られる正確なデータが得られません。

 

株取引には板がありますが、実際に自分が設定した価格で注文が通るかというと、そうでない場面に遭遇することがかなりあります。

 

特に現在の株式市場ではアルゴリズム取引が活発で、より一層自分の注文が通りにくくなってきています。

 

例えば自分が買い注文した価格のすぐ上で反転しまう等

 

あとは損切りに関してもそうですが、デモトレードでは自分が損切りする価格を自由に設定できますが、実際は自分が狙った価格で損切りはできません。

 

株を買って持っている状態から特定の価格で損切りしようとするならば、その価格に買い注文がないと株を売ることができないので中々思った価格で売ることは難しいのです。

 

自分でデモトレードの結果を集計するとどうしても実際の結果よりも良い結果として集計してしまうことになってしまうんです。

 

これが結構デモトレードのワナであったりします。

 

小さく試す

これはもう相場に限らず何でもそうなのですが、どんなに小さい事でも実践してみて、後の結果から振り返ることが成功への一歩になります。

 

トレードでは金額の大小を自分でコントロールできるので、小さい金額にして実践で試すことはそんなに難しいことではないはずです。

 

大事なことは小さく試すことです。

 

大きい金額ではトレード結果を得ることよりも、目先の利益を優先させ利確を早めたり損切りが遅れたり心理的なハードルがかなり高くなってしまって良い結果が得ることが難しくなっていきます。

 

自分にとって小さい、たとえ負けたとしてもそこまで痛くない金額であれば、恐怖心や欲などの感情が一番フラットな状態なので実践したデータとしてはかなり信頼度の高いものとなります。

 

勝ちたいのなら、そのデータを集計してからでも遅くはありません。

 

金額をあらかじめ把握しておく

例えば株のトレードであれば、信用取引がギリギリ使える30万しかない状態で考えてみましょう。

 

これぐらいの資金であれば、3桁の価格帯の銘柄で取引をしてデータを取るのが良いです。

 

もちろん100株単位の最少の取引です。

 

例えば600円の銘柄を100株取引するとして、ー10%になれば損切りすると仮定します。

 

600円の銘柄100株がー10%になったとしても、負け額は6000円です。

 

30万の資金から見て6000円は、正直そこまで痛くはないと思います。(あくまで個人的な感覚です)

 

これが痛いというのであれば、正直いうとそもそもトレードできる状態ではないでしょう。

 

小さく実践してデータを取るには、こういった形で負ける金額がどれくらいかを事前に計算しておくとより心理的に不安な部分が取り除かれて実践しやすくなるので是非やってみて下さい。

 

もちろん、データを取るための取引ではない、本番での取引でもとても有効なやり方です。

 

まとめ

どうしてもデモトレードといえば有効な手段としてみられがちですが、本当に経験上デモトレードはオススメはしません。

 

デモトレードは痛みを伴いません。つまり失敗することがないのです。

 

本当につくづく思いますが、相場の世界もそうでない世界でも、失敗してそこからどう上手くいくかを考えて自分なりの形に構築していくかが成功への近道です。

 

デモトレードは痛みを伴わないので、結果も所詮は他人事でしかありません。

 

痛い思いをしてそこから改善していこうとする人に比べて、確実に改善の度合いも甘くなります。

 

絶対に勝ちたい、相場で利益を得たいと強く願っている人に、この考えを届けることができたら嬉しく思います。

 

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