今は昔よりもインターネットがとても身近なものになり、いつでも欲しい情報がすぐ手に入る時代になっています。
トレーダーにとっては欲しい情報をすぐに得られることはとても良いことなのですが、その反面デメリットも存在します。
それは「他人のトレード」にとても影響を受けてしまうこと。
急騰する銘柄をよく先出しで当てている人などは本当にすごいなと思います。
しかしこれは参考にするにしても、影響を受け続けていれば徐々に自分を信じてトレードする力が失われていってしまいます。
自分自身この経験よくあるので、これを防ぐにはどうしたらいいかを解説します。
具体的な問題点
もっと具体的に、トレードにおいて他人の影響を受け続けるとなぜダメなのか。
めちゃくちゃ現実的なことを言いますと、一番は自分が向き合わなければいけない「時間」が奪われるから。
時間は本当に貴重です。自分自身の為に時間を使わなければ目標なんて絶対叶えられないです。
結局のところ、他人が先出しで急騰を当てたとしても「入るところと出るところの差益が利益」なのであって、きちんと損失分も計算に入れないと意味がないです。
参考にして自分なりに試行錯誤するならいいですが、影響を受けて自分で考えることを放棄すればもうそれは他人の人生を生きているようなものになります。
何回も言いますが、他人に時間を奪われそして考えることも委ねてしまっていては夢や目標は絶対に叶えることはできません。
自信をつける方法
他人に影響を受けやすい人が自信をつけたり実力をつけたりするには
他人のトレード情報を「自分のトレードに当てはめて全て検証する」もうこれしか方法はないです。
どんなにその人が上手くて先出しで結果が明確に出ていたとしても、それは真実とは限りません。
今まで色んな人のトレードを参考にしてきましたが、どれも急騰した値幅のことばかり。
一番大事な部分は自分で確認するしかないのです。それは「設定する損切りの値幅や確率を計算しても利益を残すことができるか」です。
結局のところ、どこまでいっても「自分のトレードに置き換えて数値で明らかにする」
これしか方法はありません。
検証の仕方
人それぞれやり方はありますが、シンプルにエクセルなどでしっかり数値入力して出せれば問題ないです。
他人が使っている手法でこれは利益が取れそうな感じがしたなら、それをエクセルなどの表計算ソフトを使って
「入る価格」「出る価格」「入る価格と出る価格の損益」(サンプルは最低100回以上)
これをきちんと数字を用いて出せば、その手法に優位性があるかどうかある程度わかります。
とにかく自分でやることで、手法に確信が得られるようになるのでこのような地味な検証が必要になってきます。大変ですが本当に効果があるので是非やってみて下さい。
実力がつく
検証をして使える手法を確立すれば、それだけで自分が稼げる金額の期待値が上がります。
コツコツ努力すればオリジナル手法なども自分で作れるようになって、結果的には全部自分に返ってくるので絶対にやったほうが良いです。
時間をかけてその手法が使えなかった。ということでも、今後そのやり方を除外する=正解に一歩近づいたということになります。
一生懸命自分と向き合って行動したことって、絶対に無駄にはなりません。
※余談になりますが、私はプロ野球選手のイチローが好きです。そしてそのイチローの発言で好きな言葉があります。
「ムダなことって、結局ムダじゃないんですよ」
色々な解釈はできると思いますが、私はおそらくこれは「無駄なことを経験してみることで、それが自分にとって本当に必要か不必要かがわかるようになる」ということなんじゃないかなと思っています。
大多数が無駄だと言っている事でも、自分というフィルターを通してみないことには、正解には辿り着くことはできないんじゃないかなと感じています。
余裕ができたら
これは自信がついてからで良いのですが、是非ご自身に余裕ができたら人に教えたり、アウトプットに力を入れてみて欲しいです。
自分自身でも感じるのですが、ブログで自身の考えや手法のことをアウトプットするようになってから、さらにもう一段レベルが上がったなという実感があります。
これは多分、アウトプットしなければいけないとなれば、自身の頭の中だけの抽象的なところから表の具体的なところに出さなくてはならないので、より考えなどが正確になるからだと思います。
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こちらで紹介している「デイトレード」は非常に具体的に相場と向き合うメンタルの部分を解説してくれている本になります。
読まれている方も多いかと思いますが、他はほとんどの事柄が具体的に表現されているのに対して、唯一ひとつだけものすごく抽象的な表現の部分があります。
これだけ相場を研究してきた著書の方ですらこのように残しています。
アウトプットすることは自分自身をレベルアップさせることは間違いない、そう思います。
まとめ
文字ばかりグダグダ書いてきましたがまとめますと
トレードは何があっても自分自身で「検証」が必要だということです。
どんなに優れた手法でも、自分自身で確認をしないと確信が得られません。
確信が得られないと、やはりトレード成績も大したものにはなりません。
自分を信じられるようになった人は強いです。是非チャレンジして下さいね。
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