PTSはマイナー
みなさん、PTSは利用されていますでしょうか?
PTSとは簡単に言いますと、東証などの市場時間外でも取引が可能なシステムのことです。
東証の場合は朝から夕方まで取引可能ですが、PTSでは夜間取引も可能なんですね。
ですがあまり利用しないですよね。流動性があまりないですから。
では逆に、PTSを利用するときってどんなときでしょうか。
・決算や材料が出るのは場が引けてからがほとんどなので、夜間取引できるPTSを利用した。
・場中で売りたかったのに、ストップ高あるいはストップ安で張り付いてしまって売れなかったのでPTSを利用した。
・場中は予定があり、夜間取引でしか売買ができないのでPTSを利用した。
私はこれぐらいしか思いつかなかったのですが、いずれもやむなくって感じで利用するひとがほとんどではないでしょうか。
私はこれを逆手に取って、あえて流動性がないところで積極的に利益をあげることはできないか?と考えました。
というより、市場時間外でも利益上げる方法はないのかな?と思い、色々考えて試してみたら上手くいく方法にたどり着きました。
とにかく地味な作業
どういうやり方かと思うのですが、とってもシンプルです。
東証の引値(当日終値)より安く売り指値が入ってるのを買って、翌日の寄付きで売るだけです。
1%~2%程度安い値幅なら探せば意外と落ちていたりするのでそれを狙います。
そんなので利益なんか出るの?っと思うのですが、次のポイントさえ気を付けていただければ高い確率で利益を上げることができます。
・数字を見間違えないようにする
・決算や材料が出た直後の銘柄は避ける
・日経先物が大きく下げている場合は値幅の基準を上げるor見送る
具体的な手順は後に記述しますが、究極にシンプルにいうとこういう銘柄を狙って下さい。
理由が全く無いのに安く売り指値されているものを買う
これだけです。実際私が取引した時は10回中6勝1敗3引き分けぐらいでした。
うち1敗は数字の見間違いをしてだったので、それが無ければ負けなしです。
ただこの手法はとーーーーーーーーーーーーーーーっても地味で根気のいる作業なので、
本当にどんなやり方でもいいので少額でも株をプラス収支にしたいという人だけにオススメします。
実際の手順
PTSで夜間取引も可能なのは2019年現在ではSBI証券と松井証券と楽天証券です。
楽天証券は新規参入の為まだ利用したことがないですが、SBI証券と松井証券は利用してみて、松井証券の方が銘柄を探しやすかったのでこちらのツールを使っています。
1 株価ボードにPTSの銘柄を入れる。
とにかく地味で大変です。ですが銘柄を探しやすくする為なので頑張って下さい。
株価ボードに登録ボタンがあるのでクリックするとこの画面がでてきます。
画面左の方から銘柄を選択して、画面右の方に登録していく流れになります。
銘柄を登録する際、取引所というところを見ていただくとPTSJというものがあって、これがPTSで取引できる銘柄なのでかたっぱしから登録していきます。
1つのグループに登録できる銘柄は50銘柄までとなっているので、グループをどんどん増やして登録していくことになります。
ちなみに私はPTSを扱うグループは73まで増えました。とりあえずで入れていったので多いですが、投信とかREITなんかはいらないので省いたらもっと少なくなると思います。
2 登録した銘柄から安く売り指値がされているものを探す
銘柄を登録し終わったら、株価ボードに移ります。
左下に「一分チャート」と「呼値」があるのですが、板状態を表してくれる「呼値」にすると探しやすくなるので表示します。
次に、売り指値が入っている銘柄だけを見たいので、売気配のところを2回クリックします。
すると、売り指値が入っている銘柄が上から順に表示されるようになります。
ここから現在値よりも売気配値が低い銘柄を探します。現在値>売気配値
全部目視でのチェックなので、とにかく大変です。
左下の板を見てもらえればわかりますが、現在値より売気配値が低い場合は、価格の色で違いがわかるので、色でも確認するクセをつけてください。
私はこれを怠って、数字見間違いで損失を出したことがあります。
たしか東証の引値が1075円付近だったと思うのですが、1060円で売ってる!安い!って思って買ったら、実は1160円だったってオチです。
とにかく「やってしまった・・・」とものすごく後悔したので、本当に気を付けて下さい。
3 安い銘柄を見つけたら、決算や材料が出ていないか。先物が大きく下げていないか確認する。
私は株探でまず探して、見つからなければYahooの掲示板で見て、何もなければ買っていました。
決算や材料でどちらに動くかわかる方ならいいですが、堅実に利益を得るなら、何もないのに安く売られているものを探して下さい。
あとは先物が大きく下げていたら、取る値幅の基準を上げたり(普段1%以上だったら2%以上など)怖いなら見送るのも良いです。
でも結局そういう時はチャンスだったりするんです。みんなが怖いと思っているときに買えるかどうかがトレードでは非常に重要なので。
日をまたいだ時にダウが上げて日経も戻すこともあるし、この辺は正解はないので自分がどこまでリスクとれるかで判断するようにして下さい。
※まとめ下に追記で参考画像を掲載しました!
まとめ
以上が実際に私がやっていたことを紹介しましたが、とにかく地味できつい作業になります。
何も考えずひたすら努力することで利益に近づくことができるのがこの方法ですので、負け続きでどうしようもないという方は参考にしてみて下さい。
また実践してみて「もっとこうした方がいいよ!」というものがあれば是非私にも教えて欲しいです。
共に協力しあい、相場で生き残れるように一緒に頑張っていきましょう。
これからもよろしくお願いします。
※追記
スマホに画像で残していたものがあったので良ければ参考に。
条件合わず見送ったものもありますが、ほとんどが利益か引き分けになったと記憶しています。
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