デイトレード 初心者

[ハイカラ][プレカラ]株の一日信用取引の種類や手数料をまとめてみた

投稿日:2019年5月2日 更新日:




株の用語でよく「ハイカラ」や「プレカラ」などと言われることがあります。

これはデイトレードでは必須の「一日信用取引」の中で使える売買方法で

通常では空売りができない銘柄でも空売りができる画期的な取引です。

今回は「ハイカラ」「プレカラ」と「一日信用取引」について解説します。

ハイカラ、プレカラとは?

「ハイカラ」とは、SBI証券の「HYPER空売り」の略です。

「プレカラ」とは、松井証券の「プレミアム空売り」の略です。

どちらも「一般には空売りができない銘柄にでも空売りがかけられる」各証券会社独自の売買方法となっています。

そしてこのどちらも「一日信用取引」という、デイトレーダーには必須のサービスの中の取引方法です。

新興銘柄では一般的に空売りができない銘柄が多くありますが、個人投資家の買いの期待が大きく膨らみ株価が行き過ぎた場合は下落のチャンスになります。

そういった際に活用して利益を上げられるもので「ハイカラ」や「プレカラ」などの取引方法が有効になります。

一日信用取引とは?

「一日信用取引」とは、一日単位の売買で新規と返済を完結させる取引であれば手数料が無料(SBI証券だけは別)のサービスです。

デイトレーダーなどは一日に何回も売買を重ねて、小さい利益を積み重ねる必要があります。

そんな場合には手数料の問題が大きくなってきます。

この「一日信用取引」はその手数料の問題を解決してくれる素晴らしいサービスになります。

一日信用取引が使える証券会社

証券会社一覧

一日信用取引が使える証券会社は以下の3社になります。

・ SBI証券

・ 松井証券

・ 楽天証券

一日信用取引サービスの名前

・SBI証券「日計り信用」

・松井証券「一日信用取引」

・楽天証券「いちにち信用」

コストの種類

一日信用取引にかかるコストは3種類あります。

・手数料 取引にかかる手数料

・金利 株を買ったときにかかる費用

・貸株料 株を売ったときにかかる費用

別途証券会社独自のサービスを利用する際は費用がかかる場合があります。

(SBI証券ではHYPER空売り、松井証券ではプレミアム空売り、楽天では特別空売り等)

各証券会社ごと一日信用取引の内容

SBI証券

 

サービス名 日計り信用
手数料 通常の制度信用手数料がかかる
金利 1注文約定金額300万円以上 無料
1注文約定金額300万円未満 2.8%
貸株料 1注文約定金額300万円以上  無料
1注文約定金額300万円未満 2.0%
HYPER空売り料 銘柄ごとに違う

SBI証券の日計り信用では手数料は通常の制度信用手数料がかかります。

金利と貸株料は1注文における約定金額が300万円以上ならどちらも無料ですが、これが300万円未満であれば金利は年率2.8%、貸株料は年率2.0%の費用がかかります。

一般には空売りができない銘柄にも空売りができる、SBI証券のHYPER空売りの料金ですが、銘柄によって料金が異なっています。

松井証券

 

サービス名 一日信用取引
手数料 無料
金利 1注文約定金額300万円以上 無料
1注文約定金額300万円未満 2.0%
貸株料 1注文約定金額300万円以上  無料
1注文約定金額300万円未満 2.0%
プレミアム空売り料 銘柄ごとに違う

松井証券の一日信用取引では手数料が無料。

金利と貸株料は1注文における約定金額が300万以上ならどちらも無料ですが、これが300万未満であれば年率2.0%の費用がかかります。

一般には空売りができない銘柄にも空売りができる、松井証券のプレミアム空売りの料金ですが、銘柄によって料金が異なっています。

楽天証券

 

サービス名 いちにち信用
手数料 無料
金利 1注文約定金額300万円以上 無料
1注文約定金額300万円未満 1.9%
貸株料 1注文約定金額300万円以上  無料
1注文約定金額300万円未満 1.9%
特別空売り料 銘柄ごとに違う

楽天証券のいちにち信用取引では手数料が無料。

金利と貸株料は1注文における約定金額が300万以上ならどちらも無料ですが、これが300万未満であれば年率1.9%の費用がかかります。

一般には空売りができない銘柄にも空売りができる、楽天証券の特別空売りの料金ですが、銘柄によって料金が異なっています。

一日信用取引比較表

 

証券会社名 松井証券 SBI証券 楽天証券
サービス名 一日信用取引 日計り信用 いちにち信用
手数料 無料 通常信用取引手数料 無料
金利 2.0 2.8 1.9
貸株料 2.0 2.0 1.9
金利/貸株料の無料条件 300万円以上 300万円以上 100万円以上

SBI証券の日計り信用は通常の信用取引手数料がかかるので注意が必要です。

楽天証券のみ金利/貸株料無料条件が100万円以上になっています。

一日信用取引の空売り料

実際によく使っている松井証券のネットストックハイスピードというツールで、一日信用取引のプレミアム空売り料を解説します。

通常空売り可能銘柄(貸借銘柄)例

この任天堂は貸借銘柄なので通常どの証券会社でも空売りが可能です。もちろん一日信用取引であれば手数料は無料です。

松井証券の一日信用取引の板画面では左上に「売建可能」と表示されます。

プレミアム空売り可能銘柄(非貸借銘柄)例

そーせいとメルカリの板画面になります。

先ほどの任天堂でも「売建可能」と表示がありましたが、今回は「売建可能(プレミアム)」とあります。

これがプレミアム空売り(プレカラ)ができる銘柄になります。

横に「プレ空料」が表示されていますが、これが1株あたりにかかる費用になります。

上限は建玉できる上限の数を表示しています(新規売注文と既存の建玉の合計)

 

SBI証券の「日計り信用」と楽天証券の「いちにち信用」も、仕組みはほぼ同じなのでしっかり確認するようにしましょう。

まとめ

一日信用取引を利用される方はおそらくデイトレードでの売買が目的であると思います。

その中での注意点はやはりSBI証券だけは通常の取引手数料がかかってしまうので

デイトレードで何回も取引回数を重ねたい場合

松井証券の一日信用取引

・楽天証券のいちにち信用

を選択するのが良いでしょう。

その中でSBI証券の日計り信用の場合は「HYPER空売りを利用したい場合に使用する」といった選択が現在では一番オススメです。

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