優待・配当権利落ち日に目をつけた手法
今回は「これはおもしろい手法ですごいな」って思った
「優待・配当権利落ち日」に目をつけた取引手法の具体的な手順を記事にしたいと思います。
この手法を知ったきっかけは、とあるブログを読んでいて見つけたものです。
ブログとしては結構有名なのでもしかしたら知っている方もいらっしゃるかもしれませんが
こちらのブログはすごいです。恐怖指数を使った取引手法なんかもあってとにかく着眼点がすごいの一言。
書いている方がとにかく頭が良くてスマートな方っていう印象です。
その中の記事で株のもので気になったものが
「株主優待権利落ち日を活用して高確率で利益を上げる方法」という記事です。
この方法は簡単に説明しますと
優待・配当権利日に空売りを仕掛けて、権利落ち日で下がったところで返済して利益に繋げようというものになります。
しかしながらブログ内の記事では「優待人気が高いものを狙う」「配当が低い銘柄を選ぶ」など手法の部分は書かれているものの、その銘柄をどうやって探しているのか具体的な手順は書かれていません。
なので今回は普段自身がこの手法を使う際に銘柄選定をどのようにしているのか、手順を紹介したいと思います。
1 一般信用在庫の有無を確認
こちらのサイトでは各証券会社の一般信用に現在在庫あるかどうか確認ができるものです。
ここもすごいです。本当にいつもお世話になっています。
なぜここから見るかというと、扱いが少ないものや人気のあるものは在庫がない場合があるので、在庫なし銘柄に選定時間を費やすのを避けるためです。
たまに当日に在庫有りになったりしますが、そういうことは本当に稀なので他の銘柄を見たほうがいいでしょう。
・証券会社にチェックして一覧出力するとその証券会社での在庫が確認できます。
・ソート順を貸借にすると見やすくなります。
2 過去、権利落ち日に各銘柄がどのくらい下げているのか傾向を確認
こちらのサイトもかなり重宝しています。
優待銘柄を選ぶ際に見るのにかなり良いサイトです。
ただ、今回は別の目的でこちらのサイトを使います。
実はこのサイト「過去の権利落ち日に、個別銘柄ごとにいくら価格変動があったか」を掲載してくれています。
過去の価格変動の傾向がみられるなんてかなりすごいです。いつもお世話になってます。
それでは手順を紹介します。
・サイト左上にある「優待一覧+検索(メイン)」をクリック
・信用売りが使えるものだけみたいので「制度信用」をクリック
・並びは「コード順」にします
今回は1332日本水産を見ていきます。クリックすると
この画面が出るので、画像下にある「過去の逆日歩・権利落ち」をクリック
するとこのように、過去に権利落ち日にいくら価格変動があったかを確認することができます。
3 該当銘柄の配当がいくらあるのか確認
GMOクリック証券は配当情報が一番わかりやすく確認できるので利用しています。
ログインしないと確認できないので口座開設がまだの方は済ませておいて下さい。
それでは確認手順を紹介します。
株式の検索欄にコードを入力した後に、表示される画面の左下に業績欄があります。
「予一株配当金」に表示されている金額が配当金の額になります。
画像の配当でいうと、100株であれば100×8.00円=800円がかかるということになります。
しかしここで表示されている配当金は、中間配当がある場合は中間配当の分も含まれている金額になるので注意が必要です。
なので、期末・中間でそれぞれいくらなのかを確認する必要があります。
そこで、四季報→業績と進むと下の画面が表示されますので
、そこから画面右下に進むと
配当の詳細が見れます。
確認すると、年間に2回(3月・9月)あって、それぞれで約4円ずつだということがわかります。
このように配当の部分を確認して、利益が出せそうな銘柄かどうかを判断していく形になります。
今回手順例で見た日本水産は利益出せるか少し微妙な感じですね。
まとめ
1 一般信用在庫を確認
2 過去の権利落ち日の価格傾向を把握
3 配当金を確認して利益が出そうか判断
と、順を追って確認していく形になります。
最初の方は確認するのに時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると簡単にできるようになります。
是非、自分だけが知っているお宝銘柄を発掘していただけたらと思います。