デイトレードで見るべきポイントってどこでしょうか?
チャートはもちろん誰でも見ますよね。
描く形状が心理状態を表しているので、どちらに動きやすいかを見るには非常に重要なものです。
実際にチャートだけで取引して勝ちまくっている人もいるみたいですし。
しかし時間軸が1日というデイトレードにおいては、出来高が薄くなりやすい分、ダマシが多く難易度は高くなると思っています。
板ももちろん重要で、安定して勝てる人っていうのは板読みができる人って印象があります。
しかし板読みって出来ればすごいけど、正直難易度はかなり高く激ムズだと思います。
私もわかるのは板の厚い方向に動きやすいとかそんなことぐらいしかわかりません。
板を録画したものを毎日見ても、全然わかるようには今のところなっていません。
センスが全くないんでしょう・・・泣
しかしそんな私でも、唯一デイトレードで使っていてかなり使えるツールがあるので紹介したいと思います。
同一気配約定情報
現在ではこのツールは松井証券とGMOクリック証券のみ使えます。
知らない方は同一気配約定情報っていったい何?って思いますが、簡単に言うと歩値を視覚的にわかりやすくしてくれるツールです。
普段は松井証券の方でデイトレードしているのでそちらを使っていますが、検証するときはGMOクリック証券のツールを使っているのでこちらを使って解説します。
これは18年7月10日の2372アイロムGの同一気配約定情報になります。
パッとみて、上部が約定した価格や枚数や時間を数字として載せている部分です。
そして下部はその数字の部分をチャート化したものです。
上部の数字の部分は確認の為に見るだけで、ぶっちゃけ私はほとんど見ていません。
売り約定がどれくらいか、買い約定がどれくらいかを簡単に見る為に使っています。
同一気配約定情報で一番見て欲しいのは下部のチャート化した部分です。
もう少しチャート化した部分を解説しますと、上の部分が約定したときの価格帯を表していて、下の部分が約定した枚数を表しています。
そして色ですが、赤=買い 青=売り
大体こんな感じです。興味がある方は実際にツールで色々な銘柄見てもらえればすぐに見方はわかると思います。
狙うべきポイント
2点特に重要なポイントがあります。
1 とてつもなく大きい約定が出た価格帯
2 とてつもなく大きい約定は買いなのか売りなのか
※とてつもなく大きい約定は銘柄ごとに異なります。(ちなみに私はその銘柄の寄付出来高と比べて判断しています。)
まず1の部分を今回載せているアイロムGの例で説明しますと、
12:35の部分にとてつもなく大きい買い約定(27500枚)が入っているのを確認できると思います。
それからその少し後の12:41にも同じぐらい大きい買い約定が入っています。
これは価格が1950円を割ってきてさらに下を目指そうかというところで出てきているので、
絶対に1950円を割ってさらに下には行かせたくないという大口の強い意志が感じとれます。
同一気配約定情報で挙げたアイロムGの同じ日の5分足のチャートを載せてみました。
12:35の部分にわかりやすくカーソルを合わせているので、見てもらえればわかりますが1950割ってから反転しています。
さらに、13:20以降に一度押したところも1950割ってから反転しているのがわかるでしょうか。
つまりとてつもなく大きい約定がでた価格帯はかなり意識されるポイントということになります。
次に2ですが、下がっているところに大きい買い約定が出ているという所がポイントです。
大きい買い約定が出る為には何が必要か考えればわかると思います。
そうです、大きい売り指値が必要なんです。
アイロムGの例で考えてみると、下がっているところに大きい売り指値が入ったということになります。
私はこの大きい売り指値は見せ板であったと考えています。なぜなら通常では考えられないほどの枚数なので。
しかしそれすら喰ってでも否定して上げたいという、かなり強い大口がいるということが、買い約定なのか売り約定なのかでわかるようになります。
ですがもちろん今回のような場面でも、否定しきれず下がるパターンもあります。
トレードに聖杯はありません。その時は潔く損切りすることをお勧めします。
※追記 ツールを使ったデイトレード集を作りました。
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まとめ
同一気配約定情報は、大口がどのポイントを意識しているかを伝えてくれるツールです。
私はこのツールを使い始めてからまだ1年少しですが、日々たくさん検証し、現在も他に確率の高いパターンがないか常に考察しています。
上記で挙げたパターンもほんの一例ですので、このツールは使えそうだと思った方や、現在このツールを使っている方も一つの参考材料にしていただけたらと思います。
そして使ってみて「もっといいパターンがあるよ!」という方は是非とも教えていただけたらとても嬉しいです。
共に切磋琢磨しながら、相場で生き残れるようこれからも一緒に頑張っていきましょう!
これからもよろしくお願いします。
同一気配約定情報が使いやすいのは